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苔渓山医王寺 入船まつり 東温市指定無形民族文化財

 3年に1度(次回は2017年)

【住所】東温市北方1551

【問合わせ先】医王寺 089-966-3166

       東温市観光物産協会 089-993-8054

【アクセス】

伊予鉄道バス 川内線 さくらの湯下車 徒歩20分

タクシー   川内バスターミナルから3分                  

自動車    国道11号線→川内体育センター南100m

【入場料】  無料 

【開催日】  3年ごとに1度 旧暦の6月17日 18時半30分~20時

       2014年8月9日が予定日だったが、台風のため延期し9月6日に開催

 

江戸時代から受け継がれる五穀豊穣と無病息災を祈るまつり

戦後一時中断したが1982年に復活。3年に1回、旧暦の6月17日に開催している。2014年は開催年にあたる。

 

寺側の法螺貝
寺側の法螺貝

18時30分 行列開始

夕暮れ迫る中、医王寺に向かう200m程の道に行灯が灯される。

太鼓と法螺貝の音が鳴り響く中、薬師如来を乗せた台車を子ども達が引き、

夜道をゆっくり進んでいく。


台車側の法螺貝
台車側の法螺貝
台車を止め、門前で「入並」役が口上を述べる
台車を止め、門前で「入並」役が口上を述べる

境内に入り三周する

青い着物を着た「庭狩」
青い着物を着た「庭狩」

「庭狩」役の2人が口上を言い合う。

内容は「若者たちが、祭りが楽しくて嬉しくて、気持ちが高揚してしまい、喧嘩を始めそうになってしまう様子」を現している。

 

昔の言葉でわかりにくいが迫力がある口上。

 

鬼の面の「提婆」(だいば)役が若者を諌め人々の邪気を払う。

直後に厨子が開き薬師如来が現れる。

一同で丁寧に薬師如来を拝む。

 

 

「南無薬師はいや 南無薬師瑠璃の玉つぼおし開き 五穀成就と祈りこそすれ…」

 風情ある節回しに合わせて扇子を持った子どもたちが踊る。その後、皆で盆踊りを踊る。

取材後記

江戸時代から続く伝統行事

お寺が高台にあり、遠くから太鼓と法螺貝の音と共に台車がゆっくり近づいて来る様は、厳かだが怖くも感じた。

なんだかタイムスリップした様な不思議な一夜

江戸時代から地域の方々が大切に守り受継いできた由緒ある行事も、地域以外の人にはあまり知られていない。

次は平成29年に開催。

祭りを見た後でさくらの湯につかるのもいい。

わが町の事をもっともっと知って出かけてみよう!

 

苔渓山医王寺